33. 手首とグリップ

 今回は手首の構造とグリップについてです。

 まずは手首を実際に動かしてみましょう。あなたの手首はボール関節のように上下左右や回転などあらゆる方向に動かせますね?

 しかしスティックを持つと「ドアのちょうつがい」みたいにしか動かせなくなる人が大勢います。

 手首をドアのちょうつがいのように何度も繰り返してムリヤリ動かすのは大変な苦労です。人体のしくみから見てもとても不自然です。だって手首を動かしているのは『らせん状にからみあった筋肉構造』なんです(図1)。

筋肉図


 次に「スティックの支点」はどうでしょうか?実はここがちょうつがいになってしまっている人はもっと大勢います。

 フレディ・グルーバー氏も、K's MUSICも、スティックの支点と手首を<ボール関節のように動かす事を基本>として教えています。

 もしあなたの指や手首が「本当にちょうつがいみたいにしか動かなくなってしまったら…」と想像してみて下さい。とっても生活しづらいですよね?

関節がちょうつがい?


 さて今度は机の上にリラックスした手を置いてみましょう。「画像A」のようになっていますね?これが自然体の手首です。

リラックスの手
手首を外側に

 次は「画像B」のように手首を外側に曲げたポジションにしてみましょう。これはとっても不自然ですね? しかもこのまま動かそうとすると痛いですよね?


悪い例(C-a) 悪い例(C-b)  しかしこの「不自然に手首を曲げたポジション」のままでスティックを持って叩いてしまう人が大勢います。(画像C-a,C-b)

 ジェフ・ポーカロもデニス・チェンバースもバディ・リッチも、画像Aの自然体のポジションのままの手首でスティックを持ちます。(画像D-a,D-b)

★ 画像CとDの腕に対する「親指の位置」に注目!
自然体(D-a)自然体(D-b)

あなたの手首も彼らのように自由に動いていますか?

(2001年5月)